海技訓練 ERM訓練

2019年10月4日、MOLマリン&エンジニアリングが実施している「Engine Room Resource Management – Leadership and Teamwork Training 訓練(以下「ERM訓練」)」の研修プログラムが国内では初めてSTCW条約に適応する事を目的とした海技教育訓練としてClass NKから承認されました。

私どもが提供いたします「ERM訓練」は2010年にマニラにて改正されたSTCW条約に求められる機関士の能力基準表を網羅する内容となっており、座学とシミュレータを活用した演習を通して、機関部における作業実施に要求されるチームワークの構築手法を習得することが可能になっています(本訓練受講後にはNK認証済みの修了証書を発行します)。

MOLマリン&エンジニアリングは2018年11月から「ERM訓練」を開始して以来、演習にはタービン機関シミュレータのみを使用してきましたが、2019年10月にはディーゼル機関シミュレータも導入しました。これによりタービン機関経験者のみならずディーゼル機関の経験が主である受講者に対しても広く「ERM訓練」が受講でき得るように施設環境も整えました。

この度のNKによる承認とディーゼル機関シミュレータの導入を契機として、今後MOLマリン&エンジニアリングが提供する「ERM訓練」は商船三井グループのみならずグループ外他社所属の機関長士の方々の受講も受け入れていきます。これにより機関部における安全作業やチームワーク能力向上へ幅広く寄与していく所存です。

研修内容

  • 期間:4日間(座学:2日間、演習:2日間)
  • 場所:商船三井 柿生研修所
  • 対象者:機関長・士
  • 講義内容:ERMの概要、作業計画立案の重要性、進言と応答、意思決定
  • 演習内容:シミュレーション演習、3プログラム程度

ERM訓練開催予定

2022年度のERM訓練開催予定は5,7,9,10,1,3月を予定しております。研修のお申し込み・お問い合わせは、以下のMOLマリン&エンジニアリング株式会社 研修申し込みサイト “manaable“ (https://molgroup.manaable.com/)からお願いします。

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