海技訓練事業 操船シミュレーション訓練

シミュレーション訓練

シミュレータを使用することにより、各種船舶の基本的な操縦性能の体験の他、様々な気象海象条件下における船体の挙動の体得、各港により異なる入出港方法の把握など、各種操船訓練を繰り返し実施することが可能です。
訓練に関するどのような事でもご相談下さい。乗船勤務を経験したスタッフが豊富な知識や訓練経験を基に、現場の目的に沿った訓練をご提供致します。

操船シミュレータについて(シミュレータ技術部)

操船訓練

船舶の大型化、船種の変化への対応。限界風速下での着離桟。港により定められた入港手順の把握。船長で初めて乗船する、新入社の航海士、少ない経験を補う…、訓練の目的は様々です。

シミュレータを使用した操船訓練は、理論的に把握した船舶の操縦特性をシミュレータで実際に操船することで、現場で有効な技術を修得することができ、船舶の安全運航に役立てています。

操船訓練(例)
  • 船長対象入出港操船訓練
  • 水先人対象入出港操船訓練
  • バースマスター対象入出港操船訓練
  • 航海士対象沿岸航海訓練
  • 航海士対象船長補佐訓練
  • 新人航海士導入訓練

船橋内の機器は実機を多く取り入れ、商船三井が運航する大型商船にならって配置し、装備でも臨場感を高めています。

BRM (Bridge Resource Management) 訓練

BRM(Bridge Resource Management)訓練は、連絡ミス・操作ミス・思い込み等のヒューマンエラーから起こるトラブルをなくすため、人と物の情報を最大限に活用して海難事故を予防するための訓練です。

当社は1996年のシミュレータ導入と共にMOLグループの運航船からの情報を基に独自の改善を繰り返して来ました。2014年5月IMO Model Course1.22に完全準拠し、NKの認証を取得しました。これからも現場の変化と共に改善を続けていきます。

詳しくはBRM訓練をご覧ください。


PEC(強制水先免除制度)操船シミュレータ講習

2005年(平成17年)水先法の改正による新たな強制水先免除制度(PEC)の施行に伴い導入された操船シミュレータによる代替履歴について、当社の操船シミュレータシステムは国土交通省から講習実施機関として認定を受けています。

当社では、この制度に適合した操船シミュレータ講習を行ない、履歴換算に必要な認定証明書を発行しています。

制度の概要

「水先法施行規則の一部を改正する省令附則第4項の国土交通大臣が定める回数を定める告示(平成17年国土交通省告示第506号)」及び「水先法施行令の一部を改正する政令及び水先法施行規則の一部を改正する省令の施行に伴う航海実歴認定等に係る事務の取扱いについて(平成17年4月1日付け国海資第1-2号)第3条」の規定に基づき、国土交通大臣が認める操船シミュレータ講習の課程が実施されます。

強制水先区における水先人免除制度はすでに、一定期間内に規定の水先人乗船実履歴回数を満たすことで、航海実歴認定として行なわれておりました。平成17年、この水先法の改正により航海実歴認定に必要な履歴回数が増加されました。この新しい制度では、これまでの乗船実履歴のみの制度から、乗船実履歴と操船シミュレータ講習による履歴回数が加算され、当該強制水先区の航海実歴認定を行なうことになりました。

詳しくは、管轄運輸局までお問い合わせください。

操船シミュレータ講習の概要

当社が行なう操船シミュレータ講習は、この制度の履歴換算に必要な証明書を発行するための講習です。
操船シミュレータ講習は、強制水先区毎に操船シミュレータコース(講習ストーリー[PDF:134KB])が用意され、受講者は当該コースに応じた操船シミュレータシナリオの中を自らの指揮で操船します。
講習は全て日本語で行なわれ、その内容は、「操船計画の説明」、「法規・指導など遵守事項の説明」、「操船シミュレータ実習」、「実習後の説明」、「評価員からの質疑応答」などです。

操船シミュレータ講習結果はこれら内容を統合して点数化され、その点数に応じて運輸局により履歴回数に換算されます。

お申し込み・お問い合わせ

お申し込み方法

  • 受講希望日の一ヶ月前までに「担当窓口」宛にメールにてご連絡ください。
  • 次の項目をお知らせください
    • 受講希望日(なるべく複数日)
    • 受講する水先区で乗船する最大の船舶
      (船種または荷種・総トン数・全長・幅・喫水・スラスターの有無・舵プロペラの特徴・その他)
    • 受講する水先区およびバース名
      講習認定ルートはこちらをご覧ください。

      講習ストーリー[PDF:134KB]

  • 講習日時が決まりましたら、当社から正式な受講申請書および詳しいご案内を送付いたします。

講習日時

講習日時はメールにてご相談ください。(祝祭日は除きます)
講習時間は1コース半日となります。

担当窓口

連絡先:MOLマリン&エンジニアリング株式会社 海技訓練事業部操船訓練部
Email:MOLMC_simrm@molgroup.com

料金

1コース 15万円(税抜き)に消費税を加算して銀行振り込みにて承ります。

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