用語集

A〜E

  • AIS
    AIS(Automated Identifiation System:船舶自動識別装置)。船舶の識別符号、種類、位置、針路、速力、航行状態及びその他の安全に関する情報を自動的にVHF帯電波で送受信し、船舶間及び船舶と陸上の航行援助施設等との間で情報の交換を行うシステム。 総トン数500トン以上の船舶交通の実態調査を解析する際の材料として、受信データを使用することもある。
  • BRM
    Bridge Resource Management:ブリッジの構成メンバーが、それぞれの持つ知識と情報を駆使して、状況認識・情報伝達・問題点の認識・解決案立案・問題解決案の実行という流れで、ブリッジチームという組織を運用する技術です。
  • DNV
    Det Norske Veritas group:
    ノルウェー・オスロに本部を置く、国際的な認証機関・船級協会。世界有数のサービス・プロバイダーで、オイル/ガス分野のリスクマネジメント・風力・電力送配電分野のエキスパート。
  • DP(ダイナミックポジショニング)システム
    自動船位保持装置は、風潮流などの外力を自動で計算し、船舶を定点で保持したり、予め設定したルート上を航行させることができ、海上の一点に留まり作業をする海底ケーブル敷設船、洋上風力発電関連特殊船、ならびに海底油田関連のオフショア船などに必要不可欠なものです。
  • ERM
    Engine Room Resource Management:
    エンジンチームの構成メンバーが、それぞれの持つ知識と情報を駆使して、状況認識・情報伝達・問題点の認識・解決案立案・問題解決案の実行という流れで、エンジンチームという組織を運用する技術です。

K〜O

  • OCIMFガイドライン
    OCIMF(The Oil Companies International Marine Forum:石油会社国際海事評議会)がとりまとめた” Mooring Equipment Guidelines"のこと。
    係留時における安全性を確認する際、同書に記載されている計算手法に沿って、船体に作用する外力の影響と、係船能力(係船索、係船柱の能力)から、安全に係留できる係留方法及び係留限界風速を算出する。

あ〜こ

  • 海難防止団体
    海難に関する調査研究、海難防止に関する安全対策の調査、安全情報の提供及び啓発活動等の公益事業を行う公益社団法人。 受入船型大型化等の個別の案件において、航行安全委員会を運営し、航行安全対策のとりまとめを行う。
  • 航行安全委員会
    港湾施設や航路等に設計時の想定以上の大きさの船舶を入港させる場合や、海上工事を実施する場合、港則法・海上交通安全法にて定められた航路や推薦航路の設定・見直しを行う場合等に発足する委員会。学識経験者や海事関係者、官公庁関係者から構成され、航行安全対策について検討する。
  • 港湾の施設の技術上の基準
    港湾法第56条の2の2に基づき規定され、国内における港湾の施設を建設、改良、維持する際に適用する基準である。船舶の受入に係る安全性の検討は、この基準に準じて行われる。

さ〜と

  • 操船シミュレータ実験
    実際の船舶を操船するのと同様の感覚を得ることができるフルミッションブリッジ操船シミュレータを使用し、様々なケースでの模擬操船を行い、風・潮流、波浪及び水深や側壁影響等が操船に与える物理的影響を把握する。この実験結果と学識経験者、海事関係者、官庁関係者等の評価者らによる主観的評価を分析し、入出港操船の安全性を総合的に評価する。

ま〜わ

  • 有義波
    ある地点で一定時間に観測される波を波高が高い順に並べたとき、高い方から数えて3分の1の波を選び、その波高を平均した波。熟練した観測者が目視で観測した典型的な波に近いとされる。
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