事業案内 海事コンサルティング

国際社会の目まぐるしい変化に伴い、船舶や港湾をとりまく環境も日々変化を続けています。こうした変化や多様なニーズにお応えするため、商船三井(MOL)の船舶運航ノウハウを活かし、的確な海事コンサルティングサービスをご提供しています。


海事コンサルティングとは

当社では、船舶航行環境の評価や船舶係留時の安全性検討、港湾機能や物流施策の評価・検討、国の海洋施策に関わる調査等、海事全般に係るサービスを幅広く展開しています。お客様の課題に対し必要となる基礎調査を実施したうえで、船舶交通環境や係留環境、海上物流環境等に関する各種解析やシミュレーションを実施することで、必要となる解決策を見出し、ご提案します。

海事コンサルティングの必要性

ひとたび大規模海難が発生すれば、その影響は荷主や船社のみにとどまらず、近隣の人々の生活や経済、周辺環境にまで強く波及します。こうした海難事故による損失を未然に防ぐために、専門家の視点から必要となる安全対策等を検討することとともに、お客様の利便性を損なわないようにすることが必要です。


船舶交通のあらゆる課題を解決するコンサルティングサービス

海や港、船に関してお客様が抱えるあらゆる課題に対し、専門家の視点からお客様にご納得いただけるソリューションをご提供するのが、海事コンサルティング会社の役割です。

140年の海技力を活かした課題解決

当社では、商船三井出身の海技者を始めとした専門技術者の知識・経験を活用し、お客様の課題解決をサポートしています。
港湾施設の設計、建造、運用における船舶交通や船舶係留における課題を抽出し、適切な改善策や対応策をご提案します。


海事コンサルティングの事例・実績


主な海外業務事例

商船三井グループとしてのノウハウを活かし、国内のみならず海外においてもたしかな対応策・改善策をご提案します。

  • LNG積出港適合船型に関する調査業務(US)
  • 入港時の標準着岸操船要領の検討業務(Philippines)
  • 特殊船型船の入出港操船における船体設備の影響の基礎調査(Australia)


海事コンサルティングの流れ

お客様の課題を明確化するために、入念なヒアリングや基礎調査を実施したうえで、シミュレーション内容や解析方法等、課題に応じた解決策をご提案します。ここでは報告・納品までの流れの一例をご紹介いたします。


よくあるご質問

どのような方がコンサル業務を行うのでしょうか?何か資格を持っている方でしょうか?

商船三井にて船長経験のある者を始めとした海技免状所持者や、技術士法に基づく技術士資格を持つ者や工学博士号所持者を含め、案件ごとに適切な経験と知識を持つ人員が責任を持って担当し、コンサルティングを実施いたします。

依頼から報告書受領までどのくらいの期間がかかりますか?

依頼内容次第なのですが、概ね1か月~1年程の期間をいただいております。資料整理等の内容であれば1,2か月程度、港湾における調査や航行安全対策であれば半年~1年程度のスパンにて実施いたします。

シミュレータの見学は可能でしょうか?

はい、シミュレータの使用予定との調整によっては、ご見学いただけます。ご興味のある方はお問い合わせフォームまでご連絡ください。

係留時の安全性検討の「静的計算」と「動揺シミュレーション」の違いを教えてください。

平たく言えば、静的計算はOCIMFの手法に準拠した計算により、外力による離岸力と係留力とが静的に釣り合うものと仮定して、係留限界条件を求める手法で、動揺シミュレーションは、時々刻々変化する外力を受けた船舶の動揺等の時系列解析から係留限界条件を求める手法です。動揺シミュレーションでは、静的計算にて考慮できる風や潮流の影響のみならず、波浪の影響を加味して解析が可能です。


用語集

海事コンサルティングに関する基礎知識等の用語の意味をご紹介いたします。

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海事コンサルティングについてのご相談

サービス内容に関して、問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
※海事コンサルティングサービス概要(評価・検討手法の紹介や導入までの流れなどをまとめた資料)をご希望の方もこちらよりご連絡ください。

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